看護系志望者のためのセンター試験ガイド

 大学入試センター試験は、国公立大学の共通1次試験が前身ですが、私立大学・短大でも、大学入試センター試験の成績で合否を判断する「センター入試」枠を導入している大学が多くなっています。
 今では、私立大志望者もセンター試験を出願・受験しておくのが一般的です。ここでは、看護大学・看護学部志望者のためにセンター試験のあらましをまとめておきます。(なお、3年制の専門学校の入試ではセンター試験を利用している学校はありません。)


<出願から受験までの流れ>
◎9月1日※~:受験案内(出願書類などが入っています)の配布
 社会人の場合は、自分で「受験案内(願書)」を取り寄せなくてはなりません。入手方法には以下のようなものがあります。
 ※平成26年は9月1日(月)から配布

①センター試験を実施する各大学に行って無料でもらう。
②全国学校案内資料管理事務センターの「テレメール進学サイト」(http://telemail.jp/shingaku/pc/index_pc.php)から請求する。(送料+手数料360円がかかります。)
 なお、このサイトでは「センター試験」に限らず、さまざまな大学の受験案内を取り寄せることができて便利です。
③大きな郵便局に置いてある「請求カタログ」を利用し、申し込む。
*②③なら8月1日から申し込み可能。(ただし、家に届くのは9月1日以降。)


◎10月上旬~中旬:センター試験の出願期間※
 社会人の場合はこの期間に検定料(3教科以上受験の場合は18,000円、2教科以下なら12,000円)を納付したうえで、自分で出願書類を大学入試センターに郵送しなくてはなりません。自分の成績の開示を希望する人は、さらに出願時に申し出て、手数料800円を検定料とともに納付します。絶対に出願し忘れることがないように気をつけましょう
 ※平成26年の出願期間は9月29日(月)〜10月9日(木)、検定料の払込期間は9月1日(月)〜10月9日(木)


◎11月上旬まで:大学入試センターから「確認はがき」が届く


◎12月中旬まで:大学入試センターから受験票などが届く
 ※試験場(各地の大学が使われます)は受験票に書かれています。


◎1月中旬の土曜日・日曜日:大学入試センター試験実施※
 ※平成25年度のセンター試験実施日は、,平成27年1月17日(土)、18日(日)
以下は2015(平成27)年度入試の時間割です。

試験日 試験教科・科目 試験時間
1/17 地理歴史 世界史A/B 日本史A/B 地理A/B 9:30~11:40
(1科目なら10:40~11:40)
公民 現代社会 倫理 政経 倫理、政経
国語 国語 13:00~14:20
外国語 英語 ドイツ語 フランス語 中国語 韓国語 15:10~16:30
英語リスニングテスト 17:10~18:10
1/18 理科① 物理基礎 化学基礎
生物基礎 地学基礎
9:30~10:30
数学① 数学Ⅰ 数学Ⅰ・A
旧数Ⅰ 旧数ⅠA
11:20~12:20
数学② 数学Ⅱ 数学Ⅱ・B
工業数理 簿記・会計 情報関係基礎
旧数ⅡB
13:40~14:40
理科② 物理 化学 生物 地学
理科総合A 理科総合B
物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 地学Ⅰ
2科目受験
15:30~17:40
1科目受験
16:40〜17:40
※病気やケガなど、やむをえない事情で受験できない志望者には、次の週末に追試験が行われます。(全国2カ所)
※センター試験は、自分の志望大学の入試に必要な教科・科目だけを選んで受験します。
※複数の科目の問題が1冊にまとめられていることがありますが、その場合は1科目だけを選んで受けます。試験時間ごとに配布される解答用紙(マークシート)も1枚だけで、マークシートの解答科目欄に必ず自分が受ける科目をマークしておかなくてはなりません。
※数学などでは選択問題があり、マークする際に解答欄をまちがえないように注意する必要があります。


◎大学入試センター試験の問題、正解、配点の発表(試験翌日:新聞やインターネット)
 受験者数、平均点などのデータの公表(試験の数日後)


◎1月終わり~2月はじめ:国公立では志望する大学に2次試験の出願
※センター試験の成績を自己採点し、最終的に受ける大学を決めて出願します。新聞などで公表される出願倍率等のデータを参考にするほか、大手大学受験予備校(河合塾、東進など)の行っている「リサーチ」で自分の点数での志望校の合格可能性を判定してもらい、出願の参考にするのが一般的です。
 国公立大学の二次試験は、前期日程(2月終わり頃)と後期日程(3月中旬頃)、および中期日程に分かれています。多くの大学では、同一の学部が前期日程・後期日程の2回に分けて試験を行っています。たとえば定員50人ならば前期日程で40人、後期日程で10人というふうに。受験者は前期日程と後期日程とで別の大学・学部を受験してもよいし、前期・後期とも同じ大学・学部に出願してもかまいません。ただし、一般的に募集人数の少ない後期日程では倍率はかなり高くなりますし、最近は後期日程を廃止し、前期日程しか二次試験を行わない大学も増えてきています。
※センター試験を利用して受験できる私立大学もたくさんありますが、私立大学の場合は各大学が独自に出願期間を決めるため、かなり早く出願しなければならないケースもあります。注意が必要です。


◎4月中旬~:成績の開示(出願時に希望していた人のみ)


<センター試験で受ける科目:国公立大の場合>
 センター試験はもともと国公立大受験者が共通に受ける試験として始まりました。受験科目の組み合わせは志望先の大学・学部によって異なりますが、国公立大では国立大学協会の「5教科7教科を標準とする」という方針もあり、だいたい5教科5~7科目と、かなりたくさんの科目を受験する必要があります。受験科目などの詳細は大学ごとに確認してください。(大学のホームページなどで公表されています。)


<センター試験で受ける科目:私立大学の場合>
 私立大学でも学校独自の入試のほかに「センター利用入試」を設ける学校が増えてきています。そのため私立大学志望でも、センター試験を出願・受験しておけば、いろいろな私立大学に出願できるチャンスが広がります。しかも、国公立大受験とは違って合否判定に使われるのは2~4科目と少なく、さらにたくさんの科目で受験すれば高得点だったほうの科目を合否判定に使用してもらえるしくみになっているケースもあります。受験生にとってはオイシイ話です。国語では「近代以降の文章(古・漢除く)」と現代文の点数だけを使ってくれるケースが多くなっています。四年制大学志望の方なら、志望先がハッキリ決まっていなくても、とりあえずセンター試験を出願しておくべきでしょう。

 ここでは、首都圏の「センター利用入試」の例をいくつか挙げておきます。


~センター試験を利用して受験できる大学の例(データは2015年度)~
◎国際医療福祉大学保健医療学部
 英{必修}、その他大学が指定する科目(国語・地歴・公民・数・理)の中から2科目で計3科目
◎西武文理大学看護学部
 英{必修}国・数(数Ⅰ・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・物・化・生)から2科目で計3科目
  ※(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
◎東都医療大学ヒューマンケア学部
 英{必修}、化基+生基・化・生から1科目、国・数I・数IAから1科目で計3科目
  ※理科は、基礎2科目または発展1科目
◎日本医療科学大学保健医療学部
 国・数(数I・数IAから選択)・理(物基・化基・生基・物・化・生から選択)・英から2科目
  ※理科は、基礎2科目、発展1科目、基礎2+発展1科目、発展2科目のいずれも可
◎目白大学看護学部看護学科(A日程)
 英、国{必修}、数(数ⅠA・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・物・化・生)から1科目で計3科目
  ※理科は理科は、基礎2科目または発展1科目
◎淑徳大学看護栄養学部
 国・地歴・公民・数・理・外国語から3科目   ※理科は、基礎2科目または発展1科目
  ※地歴・公民の2教科の組合せは不可
  ◎順天堂大学医療看護学部(センター利用入試)
 英、国{必修}、数(数ⅠA・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・化・生)から1科目で計3科目(個別で小論・面接あり)
  ※理科は、基礎2科目または発展1科目
◎了徳寺大学健康科学部
 国・英・数(数Ⅰ・数ⅠA・数Ⅱ・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学)から3科目
  ※理科は、基礎2科目、発展1科目、基礎2+発展1科目、発展2科目のいずれも可
◎杏林大学保健学部看護学科
 英{必修}、国・数ⅠA・理(物基・化基・生基・物・化・生)から2科目で計3科目
  ※理科基礎は2科目で1科目
◎創価大学看護学部
 英、理(化、生){必修}、国・数ⅠAから1科目で計3科目
◎帝京科学大学医療科学部
 国・数(数Ⅰ・数ⅠA・数Ⅱ・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学)・英から2科目(個別で面接あり)
  ※理科は、基礎2科目、発展1科目、基礎2+発展1科目、発展2科目のいずれも可
◎帝京大学医療技術学部
 国・数(数Ⅰ・数ⅠA・数Ⅱ・数ⅡB)・理(物・化・生)・外国語から2科目(個別で面接あり)
  ※国・外、数2科目の組合せ不可
◎帝京平成大学ヒューマンケア学部/地域医療学部
 国・数(数Ⅰ・数ⅠA・数Ⅱ・数ⅡB)・理(物・化・生)・外国語から2科目(個別で面接あり)
  ※国・外、数2科目の組合せ不可
◎東京医科大学医学部看護学科
 英、国{必修}、数(数ⅠA・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・物・化・生)から1科目で計3科目(個別で面接あり)
  ※理科基礎は2科目で1科目
◎東京医療保健大学医療保健学部
 英{必修}、国・数ⅠA・理(化基+生基・化・生)から2科目で計3科目
 ※理科は、基礎2科目、発展1科目、基礎2+発展1科目、発展2科目のいずれも可
◎東京工科大学医療保健学部(前期3科目型)
 国・地歴・公民・数・理・外国語から3科目
◎日本赤十字看護大学看護学部(センターI-A型)
 英、数ⅠA{必修}、数ⅡB・理(化・生)から1科目で計3科目
◎武蔵野大学看護学部(A・B日程3科目型)
 英{必修}、国・数(数ⅠA・数ⅡB)・理(物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学)から2科目で計3科目
 ※理科は、基礎2科目、発展1科目、基礎2+発展1科目、発展2科目のいずれも可
◎関東学院大学看護学部(前期4教科4〜5科目型)
 国、英{必修}、数(数ⅠA・数ⅡB)、理科(化基+生基・化・生) 計4教科4科目
◎昭和大学保健医療学部
 英、数ⅠA、理(物基・化基・生基から2、または物・化・生から1)で計3教科3〜4科目(個別で面接あり)
◎東海大学健康科学部看護学科
 英、数ⅠA{必修}、理(物・化・生から1) 計3科目
◎横浜創英大学看護学部
 国、英{必修}、数(数I・数IA)・理(化基+生基・化・生)から1科目で計3科目
  ※理科基礎は2科目で1科目


<各科目の出題内容>
 センター試験では、例年問題の並び方・出題分野に一定のパターンがあります。また、短い時間に多くの問題を解いて正確にマークするという試験ですから、それぞれの問題ごとに着眼点やポイントを押さえたうえで、大量に過去問題にあたるのがベスト。赤本などの市販の問題集を片っ端から解いていくというのが、基本的な勉強法となります。赤本は第一回から20年分以上の問題を収録していますから、問題集としても大変お買い得です。



 以下、主要な科目の出題内容をざっと見ていきましょう。


《英語(筆記)》

2015 第1問(14点) A:発音 B:アクセント
第2問(44点) A:文法・語法
B:語句整序
C:対話文完成
第3問(41点) A:対話文完成
B:不要な文の選択
C:意見内容の要約
第4問(35点) 図表問題(グラフ・案内文)
第5問(30点) メールの文章読解
第6問(36点) 長文読解(論説文)
2014 第1問(14点) A:発音 B:アクセント
第2問(44点) A:文法・語法
B:対話文完成
C:語句整序
第3問(41点) A:文中での語句の意味
B:不要な文の選択
C:意見内容の要約
第4問(35点) 図表・説明文書などの読解問題
第5問(30点) ビジュアル読解(イラスト)
第6問(36点) 長文読解(論説文)
2013 第1問(14点) A:発音 B:アクセント
第2問(41点) A:文法・語法
B:対話文完成
C:語句整序
第3問(46点) A:文中での語句の意味
B:発言の主旨
C:文脈に合った文の補充
第4問(33点) 図表問題(グラフ・広告)
第5問(30点) ビジュアル読解(イラスト)
第6問(36点) 長文読解(論説文)
 英語の問題は2007年~2008年に出題パターンがそれまでと大きく変わり、その後も部分的な変更が見られます。必ず最新の問題から練習しましょう。

【第1問-A・B】
 2009年問題では「発音」「アクセント」「文強勢」「強く読む意図」の4パターンの出題でしたが、2010年から「発音」「アクセント」の2種類だけになっています。
【第2問-A】
 文法・語法・熟語・構文に関する標準的な問題。日頃の学習の成果を出せるところ。
【第2問-B】
 2014までは、Cで出題されていた整序問題がBで出題されました。
 いわゆる並べかえ問題です。センター試験の並べかえ問題では「日本語の文」は与えられません。よくある「決まった構文の形にそのままあてはめるだけの問題」ではないのが特徴。したがって、S(主語)はこれでV(述語動詞)がこれだろう…とか、toのあとには動詞の原形がきているだろう(to不定詞)…とか、前置詞のあとには動名詞がきているのではないか?… というふうに、英文のルールから並べ方を考えていく作業に十分慣れておく必要があります。
【第2問-C】
 2014まではCは並べ替えの問題。2015は、Cは対話文を完成させる問題が出題されました。
 対話文では、実際の場面を思い描き、対話の流れを考えるのですが、会話文特有の決まり文句的な表現も事前にきちんと覚えておくとよいでしょう。
【第3問-A】
  第3問A〜Cは、文脈から正解を選ばせるという問いの方向性については、これまで同様継続しています。ただし、細かい点での変更はあります。
 2015は、2014まで第2問Bで出題されていた対話文の問題が第3問Aでも出題されました。
【第3問-B・C】
 B・Cは例年同様文章を読みながら文脈に合った発言や文を空所に補っていくなどの「文脈からの判断力」をはかる問題です。
【第4問】
 表やグラフを見て考える読解問題。これは独特な形式ですから、過去問をたくさん解いて慣れるのが一番です。
【第5問】
2015は、形式的には、過去5年と大きく変わっていません。ただ、例年出題されていた、「2人の人物がそれぞれの立場から述べた内容を読み、それに合った再現図を選ぶ」というイラストを用いた形式での出題はなくなりました。
 2015は保護者と先生のメールのやりとりの問題で、難易度的には平均レベル。
【第6問】
 長文読解問題。内容は従来「物語文」でしたが、2008年からは論説文的な内容に変更されています。設問はすべて4択の内容一致問題。問題文の分量が多いので、漫然と問題文を全部読んでから取り掛かると時間切れの恐れがあります。日頃から問題文を速く読む練習をしておくことが大切ですが、設問の文に先に目を通しておき、何が問われているかを把握するといった工夫もすべきです。


《英語(リスニング)》
2015 第1問(12点) 対話文イラスト選択問題(設問数6)
第2問(14点) 対話文の応答完成問題(設問数7)
第3問(12点) A:対話文の応答完成(設問数3)
B:対話文の図表完成(設問数3)
第4問(12点) A:短文の内容把握(設問数3)
B:長文の内容把握(設問数3)
2014 第1問(12点) 対話文イラスト選択問題(設問数6)
第2問(14点) 対話文の応答完成問題(設問数7)
第3問(12点) A:対話文の応答完成(設問数3)
B:対話文の図表完成(設問数3)
第4問(12点) A:短文の内容把握(設問数3)
B:長文の内容把握(設問数3)
2013 第1問(12点) 対話文イラスト選択問題(設問数6)
第2問(14点) 対話文の応答完成問題(設問数7)
第3問(12点) A:対話文の応答完成(設問数3)
B:対話文の図表完成(設問数3)
第4問(12点) A:短文の内容把握(設問数3)
B:長文の内容把握(設問数3)
 2006年のリスニング試験導入以来、出題形式は変わっていません。大問4問で、第1〜3問は対話文、第4問はモノローグの形式の出題。第3・4問は、短文長文でA・B2つの問題があります。
 受験生一人一人に専用のプレイヤーが配布されます。問題文が2度読み上げられ、受験生はあらかじめ用紙に記されている選択肢の中から正解を選びます。現行のセンター試験では、英語を受験する人は、必ずリスニングテストも受けなくてはいけません。ただし、リスニングテストの点数を合否判定に使うかどうかは、各大学の判断に任されています。それほど難しいものではありませんが、事前に出題形式を知っておき、できることなら多少は慣れておくほうがよいでしょう。


《国語》
2015 第1問(50点) 現代文(論説文)
佐々木敦『未知との遭遇』
第2問(50点) 現代文(小説)
小池昌代「石を愛でる人」
第3問(50点) 古文
『夢の通ひ路物語』
第4問(50点) 漢文
程敏政『篁墩文集』
2014 第1問(50点) 現代文(論説文)
斎藤希史『漢文脈と近代日本』
第2問(50点) 現代文(小説)
岡本かの子「快走」
第3問(50点) 古文
『源氏物語』(夕霧)
第4問(50点) 漢文
陸樹声『陸文定公集』
2013 第1問(50点) 現代文(論説文)
小林秀雄「鐔(つば)」
第2問(50点) 現代文(小説)
牧野信一「地球儀」
第3問(50点) 古文
『松陰中納言物語』
第4問(50点) 漢文
張耒(ちょうらい)『張耒集』
 問題は5肢選択式(一部を除いて)。例年第1~2問が現代文(論説文と小説)、第3問が古文、第4問が漢文の問題です。

【第1問】
 現代文読解(論説文)。例年、漢字の問題(5問)+傍線部理解(4~5問)+文章全体の理解に関わる問題(1問)といった配列になっています。
*傍線部理解:傍線部の説明・理由として適した選択肢を選ぶ問題。このタイプの問題で「なんとなく」のフィーリングに頼っていては、正解率はなかなか上がりません。
①傍線部の内容をきちんと把握する(漫然と読むのでなく、分解するように把握する)
②そのうえで傍線部の直前、直後に「傍線部を言い換えた部分」「傍線部の根拠(理由)を示した部分」がないかを探す
③②で見つけた手掛かりを各選択肢と照合して正解を選び出す 
…といったアプローチをきちんと実行できるように練習を積まなくてはなりません。
【第2問】
 現代文読解(小説)。例年、慣用的な表現の意味を問う問題+傍線部理解といった組み合わせになっています。設問に対するアプローチは基本的に論説文と同じですが、小説の場合には、登場人物の心情を示す表現にとくに着目していくことが大切です。
【第3問】
 古文の問題。問題の内訳は
 問1:語句の意味を問う問題(3問)
 問2:文法の理解を問う問題
 問3~6:傍線部理解、傍線部解釈などの問題
…となっているのがふつう。
【第4問】
 漢文。設問の形式は年によって変化しますが、総じていえば知識系の設問が先で、そのあとに理解系の問題が並びます。古文や漢文の問題では、重要語彙・句法(文法)に絡む知識系の設問が必ず含まれており、これらには狙われやすいパターンというのがあります。


《数学Ⅰ・A》
2015 第1問(20点) 2次関数 頂点の座標 平行移動 最大・最小 2次不等式
第2問(25点) [1]数と式(集合と命題) [2]図形と計量 集合と命題(対偶 反例 ド・モルガンの法則) 正弦定理 余弦定理 外接円
第3問(15点) データの分析 ヒストグラム 四分位数 箱ひげ図 相関係数
第4問(10点) 2問選択 場合の数と確率 場合の数
第5問(20点) 整数の性質 平方数になる条件 不定方程式
第6問(20点) 図形の性質 平面図形(相似 円の性質 メネラウスの定理)
2014 第1問(20点) [1]数と式
[2]集合と論理
無理数の計算
集合、要素の個数、包含関係
第2問(25点) 2次関数 平行移動 グラフと軸との交点 最大・最小
第3問(30点) 図形と計量 正弦定理 余弦定理 角の二等分線 三角形の面積比 線分の長さの大小
第4問(25点) 場合の数・確率 場合の数 確率
2013 第1問(20点) [1]数と式
[2]集合と論理
無理数の計算
図形 対偶 必要条件・十分条件
第2問(25点) 2次関数 図形の面積 最大・最小 平行移動
第3問(30点) 図形と計量 三平方の定理、余弦定理 三角形の面積 内接円の半径 2つの円の位置関係
第4問(25点) 場合の数・確率 場合の数 期待値
*2015は、新課程入試にともない、大問6問の構成となり、第1〜3は必修問題、第4〜6問はうち2問を選択する選択問題となった。また、新範囲として「データの分析」も出題された。配点は、20:25:15:20:20:20となっています。

【数と式】無理数の計算(分母の有利化)などは必ずといってよいほど出ますね。
【集合と論理】必要・十分条件の問題がよく出ます。
【2次関数】2次関数の最大値・最小値、グラフの平行移動、放物線のグラフの解の存在範囲などが伝統的に頻出です。
【図形と計量】前半は正弦定理や余弦定理など伝統的な「三角比」の問題、後半で「図形」「面積比」などをテーマとする問題というのがよくあるパターン。
【場合の数・確率】順列・組み合わせの標準的な問題が中心。期待値も重要です。

【データの分析】H25年度は40人のデータがヒストグラムで与えられ、その四分位数などを計算させる問題でした。

 センター試験の問題は決して難問ではなく、標準的な問題がほとんど。しかし試験時間はわずか60分。標準的な問題の解法をある程度マスターしたあとは、ひたすら練習を繰り返し、計算の正確さ・速さを向上させるよう努めましょう
。  *なお、数学ではマークの仕方が他の科目と違います。たとえば問題用紙にアイウのように書かれており、答えが-35の場合には、マークシートのアの欄に「-」をマークし、イの欄に「3」、ウの欄に「5」というふうにマークしていくことになります。慣れていないと少し戸惑いますよ。


《数学Ⅱ・B》
2015 第1問(30点) [1]三角関数 [2]指数関数・対数関数 座標平面上の点 指数の連立方程式 相加・相乗
第2問(30点) 微分法・積分法 微分係数 接線 面積 最小値
第3問(20点) 2問選択 数列 漸化式 数列の和
第4問(20点) ベクトル 内積 面積 交点の位置ベクトル
第5問(20点) 確率分布と統計的な推測 期待値 分散 信頼区間 正規分布表
2014 第1問(30点) [1]図形と方程式
[2]指数・対数関数
円と直線 対数不等式
第2問(30点) 微分法・積分法 極値 接線の方程式 面積
第3問(20点) 2問選択 数列 階差数列 漸化式 数列の和
第4問(20点) ベクトル 空間座標 内積 三角すいの堆積
第5問(20点) 統計 資料の分析 分散 相関関係
第6問(20点) 数値計算とコンピュータ N!の素因数の個数を求めるプログラム
2013 第1問(30点) [1]図形と方程式
[2]指数・対数関数
直線 円 内分・外分
指数方程式 3次方程式
第2問(30点) 微分法・積分法 極値 接線 面積
第3問(20点) 2問選択 数列 漸化式 数列の和 数学的帰納法
第4問(20点) ベクトル 内積 角 面積
第5問(20点) 統計 資料の分析 相関関係
第6問(20点) 数値計算とコンピュータ 3進数表示を出力するプログラム
 2015の試験では、2012以来3年ぶりに第1問が、三角関数と指数・対数関数の問題の組み合わせとなりました。
【指数・対数関数】基本法則を使った計算、底の変換公式、常用対数を用いた桁数計算などが頻出です。
【三角関数】加法定理、半角・2倍角の公式、合成公式など。
【微分・積分】3次関数の極大・極小、最大・最小、接線の方程式、面積の計算など。


《生物》
2015 第1問(18点) 生命現象と物質 A タンパク質・代謝 B オペロン、DNAの複製
第2問(18点) 生殖と発生 A 配偶子形成と受精 B 動物の発生・遺伝
第3問(18点) 生物の環境応答 A 筋収縮 B 植物ホルモン
第4問(18点) 生態と環境 A 個体群 B 生物の相互作用
第5問(18点) 生物の進化と系統 A 生物の変遷・植物の系統 B 進化のしくみ、植物・動物の系統
第6問(10点) 選択 生命現象と物質 免疫・抗体・タンパク質・遺伝子
第7問(10点) 生物の進化と系統 遺伝子・分子進化・共生説
2014 第1問(20点) 細胞・組織 A 細胞の構造、生体膜と B 体細胞分裂
第2問(20点) 生殖と発生 A 生殖細胞の形成 B ホヤの発生
第3問(20点) 遺伝・遺伝子 A 複対立遺伝子 B 伴性遺伝と三点交雑
第4問(20点) 環境と動物の反応 A 聴覚、平衡覚 B カエルの変態、ホルモン
第5問(20点) 植物の反応 A オーキシン B 花芽形成
2013 第1問(20点) 細胞・組織 A 細胞の構造と機能 B 分裂組織と導管形成
第2問(20点) 生殖と発生 A 花粉形成 B 受精膜の形成
第3問(20点) 遺伝・遺伝子 A 遺伝子の本体 B 致死遺伝子
第4問(20点) 動物の反応 A 腎臓の構造と機能 B ヒトの恒常性
第5問(20点) 植物の反応 A 光合成 B 花芽形成
 2015年は新課程入試の実施に伴い、大問の数が2014年以前の5問から7問に増えました。第6問と7問が選択問題となります。センター試験の生物は、「細胞」「生殖・発生」「遺伝」「環境・生態」「動物」「植物」の幅広い範囲からバランスよく出題されます。選択問題となった第6問と第7問は、複数の分野にわたる複合問題であり、「生物基礎」の内容である免疫に関する知識問題も出題されています。どの分野も偏りなく学習しておくことが大切です。

【細胞】細胞膜の性質・浸透圧、細胞分裂などに絡んだ問題がよく出題されています。
【生殖・発生】ウニやカエルの発生を扱った問題が頻出です。
【遺伝】「伴性遺伝」「連鎖・組み換え」が伝統的には頻出でした。
【動物・植物】これまで動物の行動に関する実験問題が非常に多く出題されてきましたから、注意しておきましょう。また、植物ホルモンも頻出です。



    inserted by FC2 system