保健師・助産師・看護大学3年次編入の部屋

このページではすでに看護師の免許を有し、さらに保健師・助産師・養護教諭1種などの免許取得を目指して進学を検討されている方のために、入試の概要を簡単にまとめておきたいと思います。
*「保健師」「助産師」の仕事内容や、免許取得の要件等についてはすでにご存知でしょうから、最低限度の説明にとどめています。


保健師・助産師・看護大学3年次編入の概要

保健師

 看護短期大学の専攻科(地域看護学)あるいは看護専門学校の保健学科に入学し、1年間学ぶことで保健師国家試験の受験資格が得られます。以下は、こうした学校の一般入試(「推薦入試」を実施しているところもあります)についての概要です。
★一般入試の実施時期は大半が1~2月。(看護短期大学・専門学校などの一般入試とほぼ同じ時期。)
★看護学(専門科目)の試験と面接試験はまず確実に実施される。その他の入試科目は学校によっていろいろ。看護学については、看護師国家試験にむけた学習でかなりカバーできると言われるが、国家試験とは異なり「記述問題」が出されるケースも多いのでその点は注意が必要。なお、看護学以外の入試科目としては、小論文を課す学校が比較的多いが、英語・国語・数学などを課すところもある。


助産師

看護大学・看護短期大学の専攻科(助産学)あるいは看護専門学校の助産学科などに入学し、1年間学ぶことで助産師国家試験の受験資格が得られます。以下は、こうした学校の一般入試についての概要です。
★入試の実施時期はだいたい12月~2月頃。ただし、大学の助産学専攻科の場合は、前年の9~10月頃に実施するケースも多いので注意が必要。
★入試科目の組合せは保健師の1年課程の学校と似ている。看護学(専門科目)+小論文+面接が一般的だが、小論文ではなく英語や国語の学科試験を実施するところも。当然のことながら、看護学では母性看護学・小児看護学の分野が重視される。


養護教諭特別別科

 養護教諭特別別科とは、すでに看護師の免許をもつ人が、さらに1年間学んで養護教諭1種の免許もとれる1年制のコースのこと。北海道教育大学・山形大学・新潟大学・金沢大学・岡山大学・熊本大学に置かれています。(なお、学校の先生を目指すコースなので、医学部や看護学部ではなくて教育学部に設置されています。調べるときは注意してくださいね。)
★入試の実施時期は例年、11~12月。
★試験内容は大学によってさまざま。
 *4年制の看護大学の多くでは、看護と養護の所定の単位をみたすことで養護教諭1種の免許を取得することができますし、1種免許を取得するには「特別別科」以外にもさまざまなルートがあります。また、保健師の受験資格を取得できる学校であれば、さらに必要な単位をとっていれば、養護教諭2種免許の取得申請を行うことができます。

*実際に養護教諭として働くためには、免許取得後、さらに難関の教員採用試験を突破しなくてはなりません。教員採用試験の1次試験(筆記試験)は初夏に行われますので、学校を修了したあと、短期間で教員採用試験の勉強をする必要があります。養護教諭特別別科を目指す方は、計画的に勉強を行うよう、やり方を工夫してください。


看護大学3年次編入

 3年次編入試験で編入学することで保健師国家試験の受験資格を得ることができます。しかし、その他の資格・免許については注意が必要。助産師の受験資格や養護教諭1種の免許はどこの大学でも取得できるわけではないからです。取得できる場合でも、人数が制限されていたり、3年間以上の在籍が必要だったりするケースが多い。助産師や養護教諭1種を考えている方は、それぞれの大学・学部のカリキュラムを詳しく確認してください。
*看護大学3年次編入試験は、すでに看護短期大学・看護専門学校を卒業(または卒業見込み)していないと受験できません。(いわゆる「学士入試」「2年次編入試験」とはまったく異なる試験なのでご注意ください。)

★入試の実施時期は多くが9~10月頃(もっと早いケースもあります!)。情報収集や出願書類の取寄せ等は、余裕を見てなるべく早めにとりかかりましょう。
★試験の内容は看護学(専門科目)+小論文+面接といった組合せが標準的ですが、その他に英語の試験を行うケースが多いのが特徴。(小論文と英語を別々に課す大学もありますし、小論文のテストに英文の問題を含めている大学もあります。「総合問題」という形で英語や小論文など複数の試験を一つの問題にして実施しているところもあります。)


小論文 対策のポイント

 ここでは独習の難しい「小論文」対策についてまとめておきます。

~助産師の専門学校(1年制)の場合~
 50分で800字程度というのが一般的。「女性にとって出産とは」「コミュニケーションについて」など、端的なテーマを与えて書かせる学校が多い。対策としては、「母子関係」「生殖補助医療」「児童虐待」など、助産師の仕事に関連するようなテーマについて、幅広く書いておくのがよい。

~看護大学3年次編入試験の場合~
 3年次編入試験の場合は、大半が「文章や統計データを読み取って論述する」というもの。このタイプの小論文は、
①まず、課題文の内容(筆者の意見)を要約させたり、統計データからわかることを簡潔に説明させたりする
①をきちんとふまえたうえで、自分自身の見解を論述させる
 ……という構造になっているのがふつう。仮に①の指示がなくても、「文章・データ」から読み取れる要点を示すことから論述をスタートさせるのが鉄則である。
①でつまずくと、そのあと自分の見解をいかに熱く述べても評価してもらえないので、気をつけなくてはならない。事前の練習を通じて、資料を的確に「要約」する力を十分にきたえておく必要があるだろう。
 目指す大学の過去問題が非公開とされているケースも多いが、他大学の問題でも出題形態は似ていると考えられるので、練習用の素材としては使える。(また、国公立大の看護学部・小論文試験問題も内容的に近い。)
 なお、すでに述べた通り、3年次編入試験の小論文には「英文読解」が含まれているケースも多い。

◎関東の3年次編入試験の小論文出題例(2013年度)
筑波大学 ①東日本大震災に関する新聞記事(英文)を読み、要約。下線部和訳。文章に英語で題名をつける。②体重・運動・喫煙についてのデータ(英文)を読んで、下線部和訳。喫煙について健康問題を2つ挙げ、その理由を述べる。
千葉県立保健医療大学 英文を読み、少子化に対する対策と自分の意見を述べる。
千葉大学 トマス・クーン『科学革命の構造』を読み、①政治革命と科学革命の類似点を述べる。②科学の発展について著者はどう考えているか述べる。
神奈川県立保健福祉大学 英文を読み、医療・福祉の現場における視覚的情報の活用方法について、自分の意見を述べる。

◎関東の助産師学校の小論文出題例(2011年度)
埼玉医科大学短期大学 エリクソンの基本的信頼の獲得過程を説明せよ。
日本赤十字社助産師学校 妊婦が妊娠中に安心して過ごすことが赤ちゃんの健康につながるという新聞記事を読み、意見を述べよ。
母子保健研修センター助産師学校 子ども手当に賛成か反対か。


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 当会の添削指導では以下のような項目ごとにそれぞれ細かくチェックし、さらに全体的な講評(改善のポイントなど)をつけてお戻しします。

・ていねいな字で書かれているか
・漢字やかなづかいなどの表記は正確か
・原稿用紙の使い方を守っているか
・文法的に正しく、読みやすい文で書かれているか/ことばの使い方が適切か
・課題(テーマ)を正しくとらえているか
・全体の構成、展開は適切か
・看護師(医療従事者)を志す者としてふさわしい書き方になっているか/出題者が期待している内容になっているか

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